編入勉強の方法と使った参考書
今回の記事では編入勉強のスケジュールと使った参考書について触れます。
まず受験校についてですが、始めるのが遅すぎたため、受験校を2校に絞り挑戦。その2校も似たような問題(例年ならば長岡と農工の数学と専門科目は似たような問題)を出すところにし、効率化を図りました。
4年次 12月
編入に挑むことを決意したのは11月でしたが、決意したのがテスト期間中であり、実際に始まるのは12月に入ってからでした。11月半ばに受験したTOEICが440点という悲惨な結果であったので、ある方の編入体験記から農工大合格に必要なTOEICスコアを500点台前半と予想し、12月の半ばにあるTOEIC IPにむけて10日ほどで50点以上上げようとしました。実際は農工大にTOEIC400点台前半で受かっている人がいたので私の予想は的外れでしたが・・・。
ちなみにこの時のTOEIC IPは515点と、クソ雑魚ながら目標は達成しました。この時期に受験計画も固め、農工と長岡技大のTOEICを使わない2校のみを受ける計画にしたためこの後は特にTOEICの対策はしていないです。
12月の後半からは数学徹底演習で数学の対策を始めました。親に筑波大受験も勧められたため、満遍なく数学をやりました。
4年次 1月
数学徹底演習はそうすぐ終わるものではないので、このころは数学徹底演習の偏微分や、夏休みにやっていなかった積分の範囲をやりました。月末になると学年末テストが近づいてきたのでいったん中断。
4年次 2月
学期末テストはテキトーにやった割にはそこそこの順位が取れていたので推薦を取ることが出来ました。研究室配属もあり、研究室の課題で手がいっぱいになってしまったのであまり数学にはリソースを割けませんでした。
4年次 3月
研究室の課題もひと段落したので毎日図書館にこもることが出来ました。やっと数学徹底演習を1周終わらせ、例題と演習で学ぶ電磁気学に着手。これを3週間ほどで1周しました。筑波大はTOEIC IPを提出することはできないので公式のTOEICも受験しましたが、あまり時間を割かなかったため前回のTOEIC IPとあまり変わらない点数でした。長岡で使う確率にも着手しましたが、あまり頭には入りませんでした。
5年次 4月
力学に着手しました。力学は物理学スーパーラーニングシリーズ力学という参考書を使ってやりました。筑波はあくまでチャレンジ枠であり、農工が本命であったので力学はそこまで重きを置かずに10日ほどで1冊終わらせました。それ以降は長岡と農工の専門科目(電気回路・電磁気学)の対策を過去問や教科書を用いながらやっていました。どちらの専門科目も難しかったが先生に聞くなどして対策していきました。しかし5年でも実験レポートがあったので編入対策のペースは落ちていきました。
5年次 5月
相変わらず過去問を解くなどしておりました。また、推薦入試のために口頭試問などの対策を始めました。このころは課題もあったりしたのであまり編入対策は進まず、これは推薦で決めきるしかないなと思っていました。あとはこのころメルカリDUO3.0と基礎物理学演習Ⅰを購入しましたが基礎物理学演習Ⅰの方はあまり手を付けていません。
5年次 6月
6月の前半は普通に面接対策をし、推薦入試を受けてきました。推薦入試後の1週間は合否が気になって課題の処理程度のことしかしていません。推薦入試から1週間後、郵便で不合格通知が来てショックをうけましたが、2時間後には勉強を再開。計算機基礎の分野を基本情報技術者試験の参考書などを用いて勉強し始めました。また、長岡技大の入試が近いため専門科目をやりながら苦手な力学の補強をやってました。英語はDUO3.0を読んでいた程度です。推薦入試で落ちたショックか数日程度不眠になったので勉強が捗りました。
5年次 7月
農工大入試数日前になって農工の力学は基礎物理学演習Ⅰのこのあたりから出題しているのでは?ということに気づいたので基礎物理学演習Ⅰを始めました。あとはひたすら単語をインプットしていました。
使った参考書について
まずはこれ、数学徹底演習
以下Amazonのリンク
この本を選んだ理由としては、当時編入数学徹底研究が値上がりしており、メルカリで1000円弱で安く買える唯一の編入数学対策本という点と周りの人が使っているためわからない問題を聞きやすいという点で選びました。正直なところ長岡技大や農工大ならばわざわざこれを使う必要は無く、編入数学徹底研究でも問題ないです。ただ徹底演習の方が問題量が多く、難易度がやや高いため数学力がつきます。傾向が激変して難化した長岡技大の数学を切り抜けられたのもこれのおかげだと思っています。ほかにも、農工大では毎年1問程度微妙にひねった問題が出るのでそういった問題への対処ができるようになります。誤植が多いのが残念な点ですが、それでも私はこれを勧めます。
こちらもかなり広い範囲をカバーしており、農工大や長岡技大ならばこちらの方が効率よく勉強できるかもしれないです。ただ、問題量が少ないので筑波以上の大学を受けるのであればこれとは別にもう1冊やるのをお勧めします。誤植はほぼなく結構わかりやすい参考書だと思います。私の意見としては、時間があるのであれば最初に編入数学徹底研究をやってから数学徹底演習もしくは編入数学過去問特訓をやるべきだと思います(って隣の部屋に住んでる人が言ってた)。
次に紹介するのが物理学スーパーラーニングシリーズ力学
BOOK OFFで1冊100円だったのでとりあえず買ってみました。ちょっとした誤植はありますがこの本まるまる一冊力学の解説なのでわかりやすいです。ただ残念なのは演習量が少ない点と、そもそも絶版されているのでもう入手できない点です。メルカリなどを探せばあるかもしれませんが。後で知ったのですが、この参考書は東大で使われてる教科書だったらしいです。
改訂版があるようなのでリンクを貼っておきます。
次に紹介するのが王道?の基礎物理学演習Ⅰ
みんなが黄色い本と呼んでいるアレです(私は黄ばんだ本と呼んでいました)。多分なんですけど農工大の力学は過去問の傾向的にこの本の「二つの質点系の運動と慣性モーメント」から出すことが多い印象があります。そのため私は「二つの質点系の運動と慣性モーメント」しかやっていません。そこまでこの本の問題は解いていないですが、問題数もそれなりにあり、問題の質も高いのでオススメです。
次は例題と演習で学ぶ 電磁気学
結構難易度が高く解説が雑という点はありますが、力はつくと思います。この本を編入対策で使っている人は見たことないですが、オススメしたい一冊です。電磁気の問題を数学的に処理できるようになります。
最後に紹介するのはDUO3.0
長岡にしろ農工にしろ独自で英語の試験を課す大学を受験するにはとりあえず長文を読めるようにする必要があるので単語力をこれでつけましょう。例文が多く載っているので頭に入ってきやすかったです。
だいたいの本をメルカリで集めました。メルカリで集めると安く済むのでオススメです。
次回はついに編入体験記をうpしようと思います。